実家の所在が変更になったので、所用で隣の駅に行ったついでに思い出の多い最寄り駅をブラブラした。
以前付き合っていた人のおうちは駅のそばでお店をやっていたのだけれどもうお店がなくなっていた。なんとなく永遠にあるような気がしてたからびっくりした。彼に会いたいとか強く思っているわけではないけど、いつかばったり会うかも?と思う程度の期待は、もう行かなくなるという今回の私の事情とその店がなくなっていたという双方向からかなわなくなったのだ。
ご両親はお店をたたんだら海のそばの街に住むつもりでかなり前に家を買ったというのは知っていたし、その街の写真も見せてもらったことがある。ついに念願かなったということか。
よく待ち合わせしていた駅のホームのある地点は喫煙所になっていた。
まだ人の少ない 朝の駅のホームで
待ち合わせた短い時 次の電車がくるまで
(K.ODA『my home town』より)
とある所で子猫と遊びました。自分とこの猫が子猫だった頃、大きくならないで欲しいなと思っていたのですが、猫の醍醐味はオトナになってからのマッタリさにあると知っているので、早く大きくならんかい?!と思う始末。ハハハ勝手だね。
今月の雑誌コーラスの松田奈緒子さんの「少女漫画」がすごい良かった。コーラスは時々買ったことを後悔した方がいいのか?っていう号もあるけど、連載じゃない読みきりか数回完結マンガでいいのがあると得した気分になる。名言がいくつかあって、すげーわかる。
マンガで思い出したけど、女性マンガ家さんが最近結構男性誌に連載してますね。男性のマンガ業界は人手不足なんだろうか。どうなんだろ。最近のテレビドラマの原作はほとんどマンガなのに、盛況ではないっていうのはヘンな気もする。そういえばドラマの「働きマン」は今ひとつだな、頑張ってはいるけど、「ふーん、それで?」みたいな感じ。
獣医さんで会計を済ませて、タクシーを待つ間。腕の中には私の猫。たった今院長先生にもうできることはないと言われた私の猫。
この同じ場所でこんな風に車を待ってたことがあったよね?と話かける。心地よい風に対してなのか、外の気配に対してなのか、私の胸に顔を埋めていた猫が頭を起こして周りを見た。すぐに耐えられず首が下がってしまったけれど。
横浜の陸の孤島ともいうべき地域があって、前の通りはその地域への出入り口。反対側の出入り口は遠く、隣の区にある。その地域に住んでいた彼にあの時「アッシー」をお願いしたのだ。そして「二人」でここで車を待っていた。彼のいとこのウチの離れでよく集っていて、そこへそのまま猫を連れて行ったんだ。まだ子猫だった頃。
獣医さんの診察券の初診の日付が1991年だからたぶんその年だ。そしてアッシーの彼は今から10年以上前に海から「ムコウ」の世界に行った。もうすぐ腕の中の温かい生き物を同じ世界に送り出すことになるのだろう。ちょっと泣いた。
行きも帰りも同じ優しい運転手さんのタクシーで帰り、猫を休ませていると全身が激しく痙攣。看病で行けず、やっと出られた買い物に行っていた母に見せないで済んでよかった。痙攣が収まってしばらくして帰ってきた母の門の音で立ち上がろうとまでした。2か月も入院したまま会えなかった父の帰りを待っていたからかも。
午後6時30分過ぎ、母に猫を抱いて写真を撮ろうと提案した。撮った写真の猫の眼が光っている。その数分後に「ムコウ」の世界に旅立っていった。今日一緒に過ごせたことを、その瞬間に立ち会えたことを、猫の神様に感謝するしかない。恨みがましいことを考えるのも、自分を責めるのもやめようと思った。
ほんとうにかわいくて好きだったよ。16年間どうもありがとう。いつかまた会おうね。私がそっちに行く時に。
そんな日々の中、ブログめぐりをしていると、「副業でザックザク」みたいなリンクがあったので珍しくポチってしまいました。
そこには、
育児をしながら家で仕事ができたら・・
家事の合間に仕事ができたら・・
などなどのフレーズが列挙されており、こんな人に最適!!みたいな流れに。
わたくし、家で家事の合間に仕事ができますが、やる気が起きませんし、合間にやれる仕事のクオリティは低いのが常。(だから徹夜になるんじゃ!)自律のできない人間にはこんなにつらいのに、この状態を求めてやまない方もいらっしゃるということで、なんだかボー然。
でも考えてみれば去年はもっとタイトな日程(試験が重なった)でガッコ行きながら乗り切ったのだからなんとかせねば。
さて、なかなか混んでてつながりませんが、おもしろいサイトをご紹介。名前から脳内を漢字で表してくれます。脳内メーカーです。
へ?わたくし?ですか? 「愛」と「欲」が半分づつぎっしり並んでました。あまりの的中ぶりにびっくり。てか、愛欲なんて不惑の人妻にふさわしいですわね、おほほ。
http://maker.usoko.net/nounai/
検索にひっかかりたくないのでアレなんですけど、とあるところで、
「いっそ一度崩壊してしまうしかないのではないか?」
と書いていた石の方がいらしてですね。そこまで追い詰められているのか、と思ったけど、それでもかなり脱力する。
崩壊した空白の時期にもあなたたちを求めている人たちがいるんだよ!その人たちにとっては、かけがえのない子や自分の命なわけで、ひとときたりとも崩壊していいはずがない。
まーそりゃ自分たちの身内の時は知り合いとかに頼んでアンジョウやるんでしょうけど、なんてうがってしまいたくもなる。ウガウガルーガ。
ひとりでも多くの人を救いたいと思ってなったんじゃないの? 一度崩壊しないと再生しないような制度を作ったのは被害を受ける人たちなの?